伊東さんのイベントに参加して愛を知った話

【イベント前】

『ふたりきりオンライントークイベント』

タイトルからして嫌だった。何も間違ったことは言っていないが嫌だった。何故かと言うとめっちゃキモいので。

伊東さんと画面越しでお話ができるイベント。そんなもん参加したくないが応募しないのはそれも違う気がするのでフォトブックを購入して抽選に申し込んだ。そして当たった。イベントに当選したという事実そのものに対して喜んだところで私の中でのふたりきりオンライントークイベントは終了していたが、当たったなら本当に現場に行くしかない。試合はまだ終わっていない。当選通知はむしろ試合開始の合図なのだ。

そして地獄のイベント当日。気分はもうよくわからない。いっそ無だった。午前中は。「お話しするときはマスクしたままなのかな?」と友人に訊かれるまでは。(友人はこのイベントには参加しないが精神的に使い物にならない私の介護をしてくれていた)

結論から言うとイベント中はずっとマスクは着けたままだった。しかしイベント前の私はそれは緊張していたので、何か不安要素がひとつでもあるとそれだけでどうにかなってしまう恐れがあった。最悪の場合吐くかもしれない。

その時は新宿伊勢丹にいたので、1Fのコスメコーナーで色をのせてもらってから出陣しようという話になり、我々はTOM  FORDに赴いた。戦には強い武器が必要だ。私は生憎弱そうな色のリップしか持っていなかったので、強そうな赤を試させてもらうことにした。

友人の助言にも耳を傾けつつ、これだ!という色を見つけ出す。これならば最悪でも片腕一本持ってかれるだけで済むだろうという色を。

私「あの、そしたらこの色ちょっと試してみてもいいですか?」

BAさん「申し訳ありません、感染予防ということで今はお試しいただくことができないんです…」

だよねー!!!!!!!

しかし私は諦めなかった。強い装備なしで推しと会話などできるわけがない。それならば一体どうするか。

私「じゃあこれ下さい」

買った。

決して安くはないデパコスを即買いなんて普段の私ならほぼ確実にしないことだが、その時の私は正気でなかったので買ってしまった。因みに後悔はしていない。Impassionedという若干オレンジがかった濃いめの赤色だが、強くも馴染みが良く、そして色持ちがいい。何か食べたり飲んだりしてもあまり色落ちしないので良い買い物をしたなと思う。これからちょっと高いものを買う時はイベント直前にしようと思った。

 

【イベント中】

会場に着くと検温と本人確認を済ませ、自分の整理番号が貼られた椅子に座った。

各部50名そこらの規模なので、そんなに狭くはないイベントホール内にきちんと等間隔に椅子が置かれ物理的には割と開放的な空間だったのだが、何故だかめちゃくちゃ暑い。暑いしジメジメしている。周りを見るとヲタク、ヲタク、ヲタク。当たり前だがヲタクしかいない。ヲタクは熱いしなんか湿っているのだ。

加えて壁中に伊東さんがビショビショになっているポスターが貼られているのも関係しているだろう。今回発売されたフォトブックの表紙なので仕方がないとは思うが、普通に目のやり場に困る。Sexy Zoneでビショビショの男の写真は見慣れているが、伊東さんはSexy Zoneじゃないしましてやアイドルでもない。声優というのはあくまで声を売る仕事だという(恐らく前時代的なのだろう)考えが私の中にあるので、いきなりそんなビショビショになられると困るのだ。まあ今回のフォトブックは5冊買いましたけど。閑話休題

開始5分前になると、アナウンスが流れた。

スタッフさん「パーテーションの中に入っていただきますとモニターがあり、そちらを通して伊東さんとお話しいただきます。時間は大体30秒ほどで、中に入ってから出るまでは1分程度になります」

なっが………

30秒?長くない?

まあ時間と人数的に大体そんなものかなとは思っていたが、この間のお渡し会では7秒程度でも結構長く感じた気がする。その約4倍?沈黙で死にませんか?

しかし本当の恐怖はここからだった。

ついにイベントが始まり、1番の人から順番に地獄の半個室に入っていく。

ファン「私昔悪口を言われていたことがあって…」

どうしちゃったの???

詳しい内容は伏せるが、まあ平たく言うとそんな感じのことを言っていた。

うそでしょ?初っ端からそんな感じ?

結局は「でも伊東さんに元気を貰って立ち直れたので感謝を伝えたい」というようなコメントだったが、そんな会話が全部本当に一言一句筒抜けでマジ大丈夫かこれと思った。

ファン同士での会話は禁止なので会場内は水を打ったように静まり返っているし(途中から突然思い出したかのようにフリー素材的なミュージックが流れ始めた)、伊東さんは「あ〜それはそれは」みたいな返事をしているし更には「僕なんて個人名でバンバン悪口書かれまくってますからね」とか言い出すし、しかも結局会話は30秒どころか1分弱くらいできそうだし、私は体調の優れないお客様になってしまいました。

伊東さんの対応って決して優しくはないんだよね。何をもって優しい対応とするのかはわからないけど、例えば一生懸命に相槌を打ってくれるとか、気の利いた切り返しができるとか、そういうわかりやすい良対応はしない、というか恐らくできないのだと思う。でも真っ直ぐにファンのことを見てくれるし、時間が少し過ぎても次の人が来るまでは目の前のヲタクに集中しているし、あとこれは前にも書いたかもしれないが''対応''ではなくてちゃんと''会話''をしようとしてくれる。「こういうようなことを言われた/訊かれたら大体こんな感じで返せばいっか」ではなく、ヲタクをちゃんと人間と認識して、ひとりひとりと''話''をしようとしてくれるのだ。決して上手いとは言えないけど。

待ってこれは優しいな?やっぱりこの上なく優しいわ。ただ少し素直過ぎてたまにポロッと思ったことそのまま口に出してしまってなんでもかんでもニコニコ笑ってくれるわけではないというだけで、伊東さんはめちゃくちゃ優しい男ですね。優しいし仕事に対して誠実。閑話休題

 

前からどんどん人がいなくなっていくしBGM小さすぎて会話は筒抜けだし訊こうと思っていたことは前にいた人が先に訊いてしまったしもうどうしたらいい?How do I live on such a field こんなもののために生まれたんじゃないだよと思いながらTwitterを開いては閉じ開いては閉じを繰り返す。胃が痛い。手足が冷たい。上顎がカラカラに渇く。

遂に何も見るものがなくなり、いよいよ吐いちゃうか?となったところで何となくカメラロールを開いた。

この時の私の判断にはスタンディングオベーションを送りたい。あっぱれ。

果たして、カメラロールの中には撮った覚えのない写真が数枚あった。私の介護をしてくれていた友人たちの自撮り(可愛いやつとすごい顔してるやつ)と、友人がポテトを食べている写真だ。

それらを目にした瞬間、何故だか私はこの上なく穏やかな気持ちになった。恐らく見覚えのない写真に驚いて一瞬だけでも緊張が吹っ飛んだことによって、鬱々とした気持ちのリフレッシュができたのだと思う。なんかホッコリしたし、それと同時に私は一つの結論に辿り着いた。

私は、接触イベントで推しと会話がしたいわけでも、何かを訊きたいわけでもなく、ただクスッとでも笑ってもらいたいのだという結論に。

その気づきが此度の戦の勝ち確だったのだ。

周りを見ればキモヲタばかり。しかし私もまた彼らと同じである。神の御前では皆平等とはよく言ったものだと思っていたが、確かにそうなのかもしれない。推しの御前ではヲタクは皆等しくキモいのだ。そこに違いなどない。

ならば変に猫を被るのではなく、何も気にせずキモくあろう。無理をして可愛子ぶっても推しは笑わせられない。

思い出して、あなたはツイッター芸人。俺が一郎 big bro in the house yo.

 

私の番が近づいてきた。パーテーションのすぐ外に並んで待つ。この時点で中のモニターに映る伊東さんはバッチリ見えてしまったし画面は予想の3倍近くデカくてちょっとビッたが、吹っ切れたツイッター芸人である私に怖いものはもう何もない。口はTOM FORDで塗装してるし。

スタッフさん「次の方どうぞ〜」

きた。地獄の半個室、否フリースタイルダンジョンに足を踏み入れる。こっからは言葉で勝負だ。俺が一郎 big bro in the house yo.

 

私「こんにちは」

伊東さん「こんにちは」

私「写真集まだ届いていないので中身は見れていないんですが、伊東さんがインスタに載せていたピンクの服のやつが可愛くて好きです」

伊「(何か言ってくれた気がするが聞いていなかったので全く覚えていない。多分伊東さんは自分の写真に興味がないから反応は薄かった)」

私「読み潰してベロベロにする用と額に入れて飾る用と買いました」

伊「ベロベロ…!?そ、それは(なんか言っていたけど覚えていないし私がすぐ遮った)」

私「あとソロラジオ先週から始まりましたね。面白かったです。500回くらい聴きました」

伊「ゴヒャク…!?!?」

私「伊東さんの声が本当に好きで、聴くと最強の気持ちになれるのでずっと聴いています。伊東さんは天才です。最高」←この合間合間でもなんか言おうとしてくれていたし言っていたけど聞いていなかった

伊「(ここも何か言っていたような気がするがよく覚えていない)」

私「ありがとうございました」

伊「ありがとうございました(両手をパタパタ振ってくれる)」

 

終了

なんも覚えてなさすぎて私本当に参加したっけかなって感じですね。

ハッキリ記憶に残ってるのは「ベロベロ!?」と「ゴヒャク!?」の二言だけだけど身を乗り出して良い反応をしてくれたので楽しかった。嵐のようなキモツイッター芸人として乗り込んだ甲斐があった。

言いたいことを言うだけ言って去っていくくらいならファンレター出しとけって話かもしれないけど、やっぱりこの目で本人のリアクションが見れるのは良いね。

笑ってくれたっていうか動揺させただけのような気もするけど、ショートコント『推しと暴れ豚』ができたので私は満足です。

 

【イベント後】

変な質問はしなかったし(変なヲタク構文は乱用したけど)、気まずい空気にはならなかったし、伊東さんも本当にクスッとだけど笑ってくれていたし(多分)、我が生涯にあんまり悔いなし。接触イベントに参加する理由が「推しを笑わせたい」というので固まったのは大きな収穫だと思う。これが愛か…の気持ち。一つ言うとしたら、今回は本当に自分が言いたいことだけ言って帰ってきてしまったので、次回はもう少しちゃんと伊東さんの反応を見て臨機応変に言葉を変えていきたい。

 

声優さんの写真集お渡し会に参加した話

私は今大阪心斎橋のOPA内にあるカフェでこれを打っている。内容はタイトルの通り、声優の伊東健人さんと駒田航さんの写真集のお渡し会に参加してきたことについてだ。

伊東健人さんを好きになったことについては昨年末にブログに書いたが、それから約2ヶ月と少ししか経っていないのに私は伊東さんに会うため今日大阪まで来てしまった。彼が出演するイベントに参加するのは初めてなのに、その初めてがライブや朗読会などではなくお渡し会だ。初めて彼を生で見るのに、いきなり物理的距離が1メートル未満だ。本当にどうしようかと思った。最近生きるのに必要な要素として「勢い」以外のものを捨てがちという自覚はあったが、流石に今回の件で改めようと思った。改めるとは言っていない。

この調子で書き進めていくと本当に支離滅裂な文章の羅列にしかならないので、私の今日1日を朝から順に説明していこうと思う。

 

5:00 起床

久々にこんな早起きした。起きて早々胃が痛い。緊張なのか2日前に食べた馬鹿辛いカップ麺のせいなのかわからない。

5:50 出発

胃が痛いまま家を出る。寒い。

7:00 新幹線に乗る

胃が痛いのに焼売炒飯の駅弁を食べた。で思ったけど駅弁ってめっちゃ匂うよね?こいつらは長距離電車で食べるものとして本当に正しいのか?

10:00 新大阪到着

当然のようにノーメイクだし身体は寝汗で汚れまくっているので近くのスーパー銭湯に行って身を清めた。炭酸風呂に使ったので肌がつるつるになった気がする、多分。綺麗に眉毛とまつげを生やせたが胃はまだ痛い。

12:00 なんば駅近くで昼食

とりま道頓堀とか行っておけば何かしら口に入れられるだろ!と思ってなんば駅に降り立ったが結局食べたのは定食だった。因みに美味しすぎて胃の痛みが若干和らいだ。店名は大黒。

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店構えが見るからに老舗!!!という感じで唾を飲んだが入ってみるとアットホーム(物理)という感じで良かった。ぶりの照り焼きが最高の味だった。かす汁も美味しかった。茄子も美味しかった。もう全部美味しかった。でもトイレは和式だった。

13:00 HMV&BOOKS心斎橋店に行く

開場は14:40なので余裕もいいところだったが、遅すぎる下見のつもりで覗いてみた。結論から言うとここまで早く来て正解だった。今日は8Fで小林亮太さんのイベントもやるのとレジでグッズを販売しているのとでどの列がどれなのかわけがわからないことになっていた。訊くと伊東さん駒田さんのイベントはもう一つ上の階だというので階段で上がってみるとまあ列が長いんだわ。私より一つ前の回の人たちの列だったのだが、これは確実に開場の30分前くらいに来るのが正解だと悟った。その時点で時間は13:40。これから生で彼らに会ってしまうという実感が湧き出したおかげで胃の痛みがピークを迎えたのでトイレに行った。20分閉じこもった。

14:15 列に並ぶ

開場まで時間があったので、列はまだ短かった。客層は9割9分女性で、年齢層は20〜30代といったところ。ちゃんとマスクをして服も可愛いくてメイクもちゃんとしていて落ち着いた感じの人が多い印象だった。当たり前と言えば当たり前だが、ジャニーズと雰囲気が全く違っていて新鮮だった。リズリサがいないし厚底もいない。すごい平和(ちなみにリズリサと厚底をディスっているわけではない)。友達と来ている人もいれば私のように1人のひともいた。大体半々くらい?

フロアの真ん中に毎回イベントが行われているのであろうと察しがつく薄い壁に簡易的に囲われたスペースがあり、お渡し会はその中で行われていたのだが、私はこのとき伊東さんと駒田さんがお渡し会をしているスペースの真隣に並んでいたので、薄い壁越しに彼らとファンとの会話がきこえて心拍数がえらいことになっていた。駒田さん声がマジでデカい。最初のこんにちはー!!!とお客さん見送る時のありがとうございますー!!!!が毎回一番大きく聞こえてきたが、その他の受け答えも全部普通に聞こえるレベルの声量で並んでいる人間みんな「ンフ…笑」となっていた。伊東さんも時々声がきこえたが、彼の場合声量というよりなんていうか低音が空気を振動させている感じ…?わかります…?何話してるのかはわからないけど声自体は聞こえて、好きが加速した。

14:40 開場

壁の中に入る時にチケットを見せて、前の人に続いて進んでいくとすぐにプレゼントboxがあったのでちゃんと忘れずにお手紙を入れた。

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先月末卒業旅行で行ったイタリアのベネチアで買ったイカす封蝋で封をしたんだけどイカしすぎてイカになったわね。

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表面

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裏面

絵も描いてしまったから上げておくわね。

ファンレター2枚に収めるのめちゃくちゃ大変だった。

15:00 お渡し会開始

私の前には30人くらいしかいなかったのでじゃばらの仕切りの向こうで始まる時に駒田さんがスタッフさんたちに「お願いします!!!」と言っているのがすごい音量できこえてまたみんなで「ンフ…笑」となった。好きになるよねこんなの。

最初に皆カゴの中に荷物やコートを入れて、仕切りの向こうには身一つで入っていった。仕切りの近くに行くともう中が見えるので、みんなそこに行くと「ハワァ…ッ」みたいな顔をしていた。私もした。だって2メートルくらい先に伊東健人と駒田航が立ってるんだよ?伊東さんはなんか深緑の生地に臙脂色や藍色の糸でステッチがあるロングコートを着ていて髪の毛もふわふわして前髪下ろしていてすごい可愛かったし駒田さんはデカすぎることとおでこを出していたことしか記憶にない。

進むスピードはそんなに早くなくて、1人7秒くらい?剥がしも柔らかくて和やかな雰囲気だった。そもそもみんな肩を叩かれたらすぐに横に移動しようとするから強引に剥がす必要もなかったんだと思う。でも伊東さんも駒田さんも話していた人が横に動き始めてもそれに合わせて身体の向きを変えてギリギリまで対応し続けていて本当に凄いなと思った。2人とも身長高いからお客さんの話ちゃんと聞くために基本軽く腰曲げて顔近づけてるしアア〜待って次私の番?無理死ぬ死ぬ待「(スタッフさん)次の方どうぞ〜」アッッ伊東さんがこっちを見た、伊東さんが近づいてくる(お前が寄って行ってるんだよな)

 

(最初に伊東さんが写真集を持って待っていてくれる)

私「こんにちは!(えっ?伊東さんこんなにも顔が良い……???の気持ち)」

伊東さん「こんにちは(にこ)(目尻が溶けてる)(空気がやわらかい)」

私「は、はじめまして」

伊「はじめまして〜」

私「あの、3ヶ月前くらいに伊東さんを好きになって」

伊「おっ!そうなんですね」

私「今日初めてイベント参加して」

伊「いや〜そういうのはほんとめちゃくちゃ嬉しいです」

私「お、お手紙を書いたので」(この辺りで肩を叩かれる)(横にじりじり動く)

伊「アア〜〜ありがとうございます、絶対読みます」(まだ話せるように身体の向きを私に合わせて変えてくれる)

私「アッアッありがとうございます!」

伊「ありがとうございます〜!」(この間も身体を此方に向けてずっと目を合わせていてくださる)

 

(何がなんだかわからないけど次に駒田さんが写真集(2冊目)とポストカードとかが入った袋を持って待っていてくれる)(私が話しかけようとした瞬間のちょっと前に前の人が終わっていて、振り向いたら駒田さんがちゃんと此方に身体を向けていたので更に言いたかったことが飛んだ)

私「こんにちは!」

駒田さん「こんにちはぁ〜!」(元気)(デカい)(本当にデカい)(かっこいい)

私「はじめまして!」

駒「はじめまして〜」

私「ア、アノ、初めてなので緊張してしまって今ちょっと」(何言ってんの?)

駒「あ〜大丈夫!初めては誰でも緊張するから!僕もねすごい緊張するの、でもね」(この先も言葉を続けてくれているけど私は途中で肩を叩かれて行かなきゃの気持ちになってしまって内容を覚えていない)(私が緊張して言うこと全部飛んだのをわかってすぐに自分から積極的に話し手になってくれたの本当にありがたかった)(じりじり動きはじめたのにずっと話し続けてくれる)(駒田さん話し方が穏やかなケインコスギみたいだからなんか幼稚園の先生に初恋をしてしまった園児のような気持ちになった)

駒「うん!じゃあ、本当にありがとうね〜!」

私「はい!ありがとうございました!!!」(頭を下げる)(熱血指導塾?)

駒「ありがとう〜!!」(本当にずっとありがとうと言ってくれる)(身体もずっと此方に向けてお見送りしてくれる)

 

15:10 会場から出る

下の階のレジでグッズ販売だったので上の会話をメモりながら直行。

チェキ10枚とフォトセット全種を購入。大学で労働したときに貰ったQUOカードがここにきて役に立った。フォトセットは1種だけしか買わないつもりだったんだけどレジのお姉さんが「1つ」を「1つ''ずつ''」に聞き間違えて全種類持ってきてくれたから全種類買った。超満足している。

チェキの内訳は、伊東さん駒田さんツーショット、伊東さん単体、駒田さん単体が偏り無く入っていた。3000円以上でシークレットチェキ1枚プレゼントだったんだけど、めちゃくちゃ可愛いやつを貰えたのでマジでsexy thank you to the world.

 

今は帰りの新幹線の中でこれを書いている。こんなに心が満たされて穏やかな気持ちで会場を後にできる現場なんてそうないよ。伊東さんも駒田さんもすごい。人間を満足させられる人間すごい。

そういうわけで私は今日完全に伊東健人と駒田航のファンになった。もともと伊東さんだけだったけど駒田さんはあれはもう好きにならざるを得ないというか。運良く私は3月にヒプマイのライブに行けるので、好きになった2人をまた来月見られることを楽しみに弊社(未来形)の事前研修を頑張りたいと思う。

 

 

三大落ちたらヤバい沼〜声優沼〜(あとの二大沼は知らない)

つい1ヶ月前くらいに声優の伊東健人さんにハマった。今のところは特に彼の活動に貢献するようなことは何もできていないのでファンになったというわけではないが、取り敢えず沼には落ちた。今回は一体なんでこんなことになっちゃったのかを書いていこうと思う。

 

事の発端は2年前に友人に見せられたヒプノシスマイクの動画だった。私はいつも勧められたコンテンツに500年越しに手を出す人間なので、今回も同じくめちゃくちゃ寝かせてから手をつけた。そしてハマった。曲も、キャラが多いのなんので(それまでラップも全く聴いたことがなかった)最初は何が何だかわからなかったがとりあえずこれにはディヴィジョンごとにグループがありそれぞれ3人ずつ所属しているということを把握し、落ち着いてひとつずつ攻めていくことにした。

 

まず聴いたのはオオサカだ。ハマった。オオサカに関しては曲が兎に角私のツボにはまった。なのでCDもちゃんと予約して買ったし特典のクリアファイルも貰った。更にはその曲を提供したCreepy NutsさんのCDもiPodに入れた。ぬえの鳴く夜は と 紙様 という曲が特に好きなので皆さんにも是非聴いてほしい。因みにキャラに関しては私は「可愛い〜」止まりだった。闇が深そうな奴が一名いるのでしんどい。私はしんどいものにはあまりハマらないのかもしれない。(ナゴヤは全体的に元気そうで良いと思う)

 

次にイケブクロ。山田二郎、好きだ。彼はまずビジュアルが最高。真ん中分けだし顔がまた生意気なジャリガキで非常に良い。よくベロを出してくれる。本人もラップで俺のベロ見ろとか言ってるし私はそれを初めて聴いたときびっくりした。見ていいの?

イケブクロはメンバー同士が仲良しで可愛い。メンバーというか、そもそも兄弟だし。過去には色々あったらしいが今はなんとか落ち着いているのかな?ニワカなのでよくわかっていないがまあシブヤに比べれば平和なのだろう。そう、シブヤだ。

 

シブヤとヨコハマに関してはまだちゃんと手を出せていない。まずちっちゃくて可愛くてきゃぴきゃぴした男キャラに私はそこまで興味がないのだが、アイツ…アイツものすごい圧の闇を一身に背負ってんぞ……。全然きゃわわじゃなかった。いやきゃわわじゃないっていうか、なんか、うん…頑張ってほしい…ちょっとこれ以上は私の口からはもう…。

ヨコハマは貴様の人とすごい綺麗な汚職警官と森のゴリラのパーティという認識。多分間違ってない。全員デカいし顔が良い。汚職警官脚長くない?と思ったら中の人も全身脚だった。

 

そしてシンジュク。ねえヤバいよ?シンジュク。みんな涙目のクランケになるじゃん。まず物凄いデカくて髪がサラッサラの男が印象的すぎて最初横の2人に目がいかないんだけど横の2人もいい具合にアクが強い。本人たち病める街シンジュクとか言ってるけど多分全ディビジョンの中で一番ふわふわしてない?伊弉冊一二三は見ていて割と辛くなるけど。

で観音坂独歩だよ。彼の声をあてているのが伊東健人さんですね。ファッションメンヘラとか言われてるの可哀想だと思う。アイツにも色々あるんだよ、知らんけど。ヒプマイ履修するのに多分一番リピートして聴いたのがバトルアンセムなんだけど、この観音坂独歩が最後に叫んでくれるのが気持ち良すぎて、観音坂独歩の叫び声を求めて他の曲も色々と聴いて、気がついたら観音坂独歩を推していたし伊東健人の沼に落ちていた。彼の叫び方がツボにはまったんだろうなと思う。もっと叫んでくれないかなと思って動画とか検索していたら伊東さんの顔がめちゃくちゃに好みだということに気がついてしまった。

 

私は長年中島健人さんを推しているし文字通り中島健人さんを見て育ってきたので誰かの顔に今更感動することもないだろうと思っていた。そんなことは全くなかったよね…。ここにきて漸く「自分がかっこいい/綺麗と思う顔面」が必ずしも「好きな顔面」とは限らないということを実感しました。中島健人の顔はサイコーだし毎日美のアップデートしてるなと思うけど、実は別に「好き」な顔ではない。綺麗すぎるものって、綺麗という印象が凄すぎて好きという感情が表に出てこないんだと思う。佐藤勝利さんしかり吉沢亮さんしかり橋本環奈さんしかり。一方伊東健人さんは、まず断っておくと私はかっこいいと思っている。ただ、彼の場合かっこいいとか綺麗より先に好きの気持ちが出てしまうんですよね。どこがそんなに好きなのかというとまず口。ちょぼちょぼして可愛い。そして目。垂れっ垂れで可愛い。涙袋も可愛い。そして眉毛。目が垂れてるのに対して眉毛はしっかり濃いめでキリッとしているので、こう、なんか、いい。あと鼻が横から見たときに優しい三角形でいい。つまり全ていい。各パーツも良いが、そのパーツ全てがあるべき位置に収まっていてまあ兎に角私のツボ。

 

なので彼が中島ヨシキさんという声優さんと表紙をやった雑誌をアマゾンで買った。そしたら中島ヨシキさんにもハマった。まあそうなるよね〜〜〜〜。中島ヨシキさんは喋り方が一番好きだしツボ。ダルそうだけど芯はちゃんとした話し方というんですか?なので聴いていて疲れない。適当に2人で小一時間くらい喋ってるの聴いていたいな〜と思ったらニコニコ動画でラジオをやっているのを見つけてしまったのでチャンネル登録しました。

 

今のところ声優さんはこの2人で収まってますけど今後はどうかわからないよね…。どうしよう…ちょうど来年から社会人になってしまうし確実に色々買ってしまうじゃん…それは良いけど時間があるかな…。

こんな感じで今は人生がすこぶる楽しいです。結局はこれが言いたかっただけ。卒論頑張ります。

不思議の国のブリ天(飯編)

テレビをつけたら、つい最近デビューの発表があったジャニーズのSnow Man目黒蓮さんがバタートーストに噛り付いていた。3センチはありそうな分厚い食パンに大きく「田」の字の切れ込みを入れ、バターを乗せて焼くと耳ギリギリにまで満遍なく溶けたバターが染み込んで、かつムラなくカリカリに焼けるのでとても美味とかなんとか。顔が綺麗な人間が食べているとより美味しそうに見えるよね〜と思いながら眺めていたのだが、そこでふと思い出した。イギリスでの食生活についてである。

 

私は去年の秋から今年の夏前くらいまでイングランド北西部に位置するランカスターという場所で生活していた。こういうことを言うとかなりの頻度でイギリスのご飯について聞かれるのだが、私は自炊をしていたのであっちで食べていたものはほとんど日本食だった。米、味噌汁、何らかの炒め物という定食スタイルが基本だったし(因みに魚は高いので食べなかった。サーモンなんかは物凄く薄っぺらくて小さいのに大体1000円以上したと思う。間違ってたらごめん)、まあ日本食でなくても、ほぼ全ての料理に醤油をぶち込んでいたので味は日本風だった。そういうわけで、食材を調達するためにスーパーにはよく行っていたし、スーパーほど国によって違いが出る場所はないなと感動したのを覚えている。具体的に何が違うのか?それは私が今日目黒蓮を見ていて思い出したことと関係しているのだが、まずパン文化が大きく異なる。

 

日本で食パンを買おうとするといくつか選択肢が与えられる。何枚切りか?バターはどれほど含まれているか?ごく普通の白か?レーズンは入れるか?サイズはノーマルか少し小さめか?こんなによりどりみどりでど〜しよぉ〜迷っちゃう〜と言いながら大抵いつも普通サイズ6枚切りの白を買うことが決まっているのだが、イギリスでは(アメリカでも割と。他の国は知らない)こうはいかない。イギリスで食パンを買う時に与えられる選択肢は①レーズン入りか?②どこのブランドか?

この2つだ。

個人的に一番辛かったのは何枚切りか選べなかったことである。日本では可愛らしい立方体がお好みの厚さに切られて何種類かちょこんと置かれているが、イギリスでは馬鹿デカい一斤が1センチあるかないかの極薄切りにされて放られている。元から切られていない状態ならば自分で切ることもできるから良いが、どこを探してもペラペラにスライスされた重たい上にかさばりまくる地獄の一斤しかないのだ。こんなんでどうバタートーストを作れというのか。正解は作らなければいいのである。お前は黙ってサンドウィッチでも作っとけという隠されたメッセージだ。イギリス人はこのようによく京都弁を話す。

勿論、パン屋さんに行けば切られていないものやもしくは厚さをリクエストすることも可能だろう。私はパン屋に行かなかった(今書きながら思い出したがパン屋には本当に一度も行かなかった。そもそもランカスターにちゃんとしたパン屋さんってあったっけ?牧草地しかなかった気がする)ので詳しいことは知らないし、ロンドンやマンチェスターなどの大きな街に行けば当たり前のようにあるのかもしれないが、少なくともランカスターのスーパーには置いていなかった。因みにランカスターにはSainsbury's、Tesco、Marks&Spencer、Central、Sparなどイギリスの有名スーパーは一通りあったがどこにも私の求める食パンは売っていなかった。肉はステーキ用の厚切りか挽肉か塊くらいしかないくせに何故食パンは薄切りしかないのだろうか。ベーコンや生ハムがあるのだから薄切りという概念はあるはずなのに、ちゃんとした薄切りの肉が欲しければアジアンスーパーマーケットで少し値の張るもの(しかもそれもなぜかくるくるに巻かれた状態で冷凍されているから使い勝手は死ぬほど悪い)を買わなければならないのは何故なのか。そして肉がこうなのに何故パンは厚切りがないのか。不思議で仕方がない。そもそも一斤なんて一人で食べられる量ではない。フラットメイトとシェアすればいいだけの話だが、シェアが嫌いな人間や一人暮らしの人間はどうしろというのか。正解は食うなということである。京都弁は難しい。

 

あとは味もそんなによろしくない。まず白い食パンを見かけない。大体健康に良さそうな茶色くてボソボソしたものかチョコレートが染み込んだものかレーズンが入ったものだ。イギリスの食パンにはしっとりふわふわなんて概念はない。ぱっさりぺらぺらだ。ぼっそりぼそぼそでも良いかもしれない。まあ結局はこれだけで食べずサンドウィッチとして何かしらの具材と一緒に食すことを想定しているのだろうし、もしそうだとしたらこれはこれで正解の形なのかもしれない。それでも私は美味しいバタートーストが食べたかった。

 

ここまで散々イギリススーパーの食パンをディスってきたので最後に良かった点も挙げておく。

イギリス(アメリカ)のスーパーには、必ず牛乳が3種類売っている。Skimmed, semi-skimmed, wholeだ。完全なる脱脂か、半分脱脂か、日本で言うところの一般的なものかの違いだが、これに関しては知っているという方も少なくないかもしれない。日本でも脱脂乳は売られているが、スーパーに行ってまず最初に目に入るのは確実にwholeだろう。しかしイギリスだと3種類が均等に、隣り合って並べられている。キャップの色も赤、緑、青と大体どこのブランドでも決まっているのでパッと見てすぐにわかる。これは余談だが、日常会話ではあまりskimmed milkやwhole milkと言わずキャップの色から取ってred milk、blue milkと言うらしい。知り合いのイギリス人が言っていただけなのでみんながそう言うかはわからないしアメリカではまた違うのかもしれない。

話が逸れたが、これに関して一体何が良いのかというと単純に楽しいということである。完全なる脱脂は白色の水といった感じなので正直私は最初は好きではなかったが、これが意外と紅茶やコーヒーと相性が良い。少しマイルドにしたいけど茶の味は残したいみたいな時あるじゃん。私はある。そういうときにred milkがちょうどいいのだ。はたまた普通にどろっとした牛乳が飲みたいときやお菓子を作ろうかななどと血迷ったときにはblue milkの出番である。しかしこの青ミルク、なんとなく日本の牛乳よりもトロトロ感が強いような気がする。個人的にはコップ一杯飲むのでも少しキツかった。そういうときに緑ミルクがちょうどいい。世の中には白黒ハッキリさせない方がいいことが結構ある。

 

私は文章を書くときにオチを決めずに書き始めてしまう悪癖がある。今回も話の落とし所がわからない。しかし言いたいことは取り敢えず言ったのでこの辺で締めようと思う。

次回、城之内死す。